みなさん、こんばんはー!トリゾーです。
2025年7月16日、女子プロレスの聖地・後楽園ホールで開催されたマリーゴールドの大会へ行ってきました!
今回もカメラを 片手に、選手たちの熱い戦い、そしてリングで輝く一瞬一瞬を記録してきました。この記事では、たくさんの写真と共に、当日の興奮と感動をフォトレポートとしてお届けします。
撮影記として、少しだけ機材や設定の話も交えていきますので、プロレス撮影に興味がある方もぜひご覧ください!
今回の撮影で使用した機材と、撮影した座席はこちらです。
本日の撮影機材と座席紹介
【使用機材】
- カメラ: Canon EOS R1
- レンズ: RF70-200mm F2.8 L IS USM Z
【基本撮影設定】
- 撮影モード: マニュアル
- シャッタースピード: 1/1000秒
- 絞り(F値): F2.8
- ISO感度: オート(6400上限)
【撮影座席】
- 後楽園ホール 南側 D列
最前列も良いけれど、南側正面D列(7列目)も段差状になっているのでリングが見やすいです。
意外とリングが近い感じがするし、リングサイドのオフィシャルカメラマンなどにファインダーの視界を遮られるリスクが少ないので、写真も撮りやすいと思います。
この位置からRF70-200mm F2.8 のレンズを使うなら、エクステンダーは必要ないと思います。

但し、南側D列であっても、写真の中にリングのロープは入ってしまうため、そこは割り切って写真を撮るしかないと思います。
フォトレポート
前回、ウェスタ川越での撮影で初めて使用した Canon EOS R1。
驚異のオートフォーカス機能を搭載し、以前まで使用していたR6Mark2 以上の性能を実感することができました。
しかし、R1をプロレス撮影用に充分なカスタマイズできていなくて、全域AFでリング上のレスラーやレフェリーを追っていると、目的のレスラーではない人物にオートフォーカスが反応することもあって、課題が残る撮影でした。
それでは、当日の試合を写真と共に振り返っていきます!
第1試合:青野未来 & 天麗皇希 & 田中きずな & 山中絵里奈 vs 後藤智香 & 石川奈青 & 勇気みなみ & ハミングバード
今回の撮影では、R1のオートフォーカスのモードを「全域AF」から「1点AF」に変更して撮影してみました。

結果的には大正解で「フレキシブルゾーンAF」も試してみましたが、「1点AF」の方がリングのロープのすき間から選手にフォーカスを合わせやすくて、R1の追従性能も高く、ロープを横切ったり、走りでも粘り強く選手を追ってくれました。
上の写真のように、南側正面のD列(7列目)でも写真にリングロープは絶対に入ってしまうので、「1点AF」を使えば、オートフォーカスがリングのロープに吸い寄せられて、選手たちがボヤける事故も防げると思います。
最前列席は、タイミングが合えば上下のリングロープのすき間で構図を作れるので、ロープの入らない写真を撮影することができますが、オフィシャルカメラマンが急に目の前に来て視界を遮ることがあるので注意が必要です。
第2試合:MIRAI & ちゃんよた & メガトン & 山﨑裕花 vs 野崎渚 & 松井珠紗 & CHIAKI & 瀬戸レア
ISO感度は、オート(上限6400)で設定。上限3200でも良いかと思いましたが、R1は高感度耐性のカメラなので、少し余裕を持たせた設定にしました。
ISO感度が上限6400を超えて跳ね上がったのはごく僅かですが、やはり入場シーンを撮影するとき(シャッタースピード1/500秒)にその傾向がみられました。
通常のリング上のライトの場合は、ISO感度は1000〜1250ぐらいの数値になり、時々2000くらいまで跳ねることが時々あるくらいの感じでした。

第3試合:ビクトリア弓月 & 山岡聖怜 vs 彩芽蒼空 & 暁千華
第3試合からはマーベラスとの対抗戦が始まって、会場の雰囲気も一変してましたね。
今回の撮影では、入場時のシャッタースピードは1/500秒、試合中のシャッタースピードは1/1000秒に分けて撮影したんですが、この試合だけ設定を間違えて、試合の最初から最後まで1/500秒で撮影してしまいました。

入場時のシーンや、リング上の静かなシーンであれば1/500秒でも問題ないんですけど、動きの速いシーンで1/500秒だと写真がブレまくるかと思ったら、そこそこブレない写真が撮影できたので良かったです。
第4試合:岩谷麻優 & 南小桃 vs 桃野美桜 & 宝山愛
僕が一番推している岩谷麻優選手の試合になったので、連写しまくりで撮影しました。

メモリカードをNextorage B2 PRO 660GBを1枚をスロット1に入れてCRAWで撮影し、同じCFexpress の330GBをJPEG撮って出し用に入れておいたので、バッファ詰まりは気にせず連写できました。
R1の「登録人物優先」機能に岩谷麻優選手の顔を登録しておいたので、リング上に複数のレスラーやレフェリーがいても、岩谷麻優選手を優先して認識し、粘り強くずっとオートフォーカスが追い続けてくれたので、快適に撮影できました。
課題を挙げるとすれば、レンズの性能的にはもう少し寄った写真を撮れたはずなのに、引き気味の写真が多くなってしまったこと。
麻優さんの感情がこもった表情の写真が好きなので、もっと積極的に寄った写真が撮影できれば良かったと後悔しています。
第5試合:桜井麻衣 vs 川畑梨瑚(UN選手権試合)
この試合では、川畑選手のムーンサルトプレスとか、桜井選手のダイビングエルボードロップなどの空中技もR1でキレイに撮影できました。
その一方で「高周波フリッカーレス機能」をオフにしていたため、たまたま写真に写り込んでいた会場モニターの画面が緑っぽい色に映ってしまい、もったいない写真が多くなりました。

「高周波フリッカーレス機能」は連写速度が若干低下すると聞いていたので、何となくオフにしていたのですが、やはりオンにしていた方が良さそうです。
次回の撮影では「高周波フリッカーレス機能」を有効にしてリベンジしたいと思います。
第6試合:林下詩美 vs 彩羽匠(ワールド王座・GHC女子選手権試合)
こちらの試合は56分を超える試合となり、マリーゴールドの今年のベストバウト候補の試合と言っても過言ではない白熱した試合となりました。
本当は写真もたくさん撮影したかったんですが、試合終了後に岩谷麻優選手のサイン会と撮影会があるため、試合の序盤だけ撮影して、あとはカメラを片付けてしまったため、結果的にあまりたくさん写真は撮影しませんでした。

マリーゴールドは全試合終了後にサイン会やツーショット撮影会があるのですが、大会の締めの掛け声(「シャイン・フォーエバー・マリーゴールド〜!」)の前に、展示場に行かないととんでもない行列になってしまうのです。
全試合終了後に、座席でゆっくりカメラを片付ける時間はなく、そんな悠長なことしていたら周りの観客が席から立ち上がって、自分の席をまたいで無理やり移動してきたり、大切なカメラにぶつかって故障するリスクも高くなります。
現時点で試合終了後のイベントに素早く参加するためには、メインイベントが終わるまでにカメラを片付けるのがベストと判断しています(岩谷麻優選手がメインイベントの試合は除く)。
サイン会&ツーショット撮影会
全試合終了後のお楽しみは、サイン会とツーショット撮影会。
岩谷麻優選手は、サイン会とツーショット撮影会の両方に参加されるので、どちらも参加しました。
同じ選手が、サイン会とツーショット撮影会に参加する場合、どんな感じでイベントを進行させるのか疑問だったのですが、この日はサイン会とツーショット撮影会をその場で同時にやりました。
全体のまとめ(総括)
今回の後楽園ホール大会では、前回のウェスタ川越での課題であった、オートフォーカスの精度の問題は「全域AF」から「1点AF」への変更で解決し、R1が持つ粘り強いAFの追従性能+瞳AF+登録人物優先で、狙った選手のシャッターチャンスを見逃さなくなりました。
7/29(火)新宿FACE大会の課題としては、暗い会場でも美しい写真が撮れるように新宿FACE向けのカスタマイズをすること、「高周波フリッカーレス機能」を有効にしておくこと。
それと、後でトリミングすれば良いと思って、引いた写真が多くなってしまったので、しっかりと寄った写真も撮ることを意識したいと思います。
岩谷麻優選手のスーパーフライ選手権試合はメインイベントなので、試合後すぐにカメラを片付けてられるようにしてイベントに参加したいです。
というわけで、マリーゴールド 2025.7.16 後楽園ホール大会の撮影記でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
後楽園ホールでの詳しい撮影設定や座席からの見え方は、こちらのまとめ記事で解説しています。